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小さな刻、広がる空

普段自宅とかで仕事をしていると、

ついついこもりがちになってしまいます。

ニュースだって、映画だって、音楽だって、世界中の色んな景色だって

全部わずか数十センチの世界に自分を閉じ込めて

まるでそこにいるだけで世界を見て回ったようなそんな勘違いをしてしまいます。

けれど、外の世界は果てしなく広く、

ふと自分の世界がものすごく小さくなっていることに気づいたので、

スマホでニュースチェックをする手を止めて

ふとちょっと近所の駅まで行って来ました。

 

僕の住むところは、ほぼ同じくらいの距離で最寄り駅が6個くらいあったりします。

なので、その時の気分によって降りる駅を変えたり

たまにもうひとつ隣の駅で降りて家に帰ってたりしてたのですが、

最近寒くなったのもあってあんまりそんなにのんびり散歩していませんでした。

今回は近所のとある駅の方に向かって歩いていきました。

何度通ってもそんなに変化しない小さな駅前…ってずっと思ってました。

今のところに住んでもう2年以上経ちました。

なんとなく、ふといつも行かない方向へ足を向けてみると

なんとびっくりする位駅前の商店街が広がっていました。

え?!ってくらい。

途中見つけたお店で掘り出し物を発見したり、

びっくりするようなレトロな感じの佇まいのお店を見つけたり

髪結

このお店は看板こそこんな感じですが、

ちょろっと覗きこんだら普通の美容院っぽかったです。

 

知っている街だと思っていたのに、全然知らないことばかりで

あ、ここも今度きたいなー、ここも来たいなーって思うところがいくつもあって

本当にワクワクしちゃって、とっても楽しかったです。

その後は前々からちょっと気になっていた喫茶店へ。

アットホームな喫茶店

実際に入ってみると、外から見るよりもものすごく雰囲気がよくて

めちゃくちゃ落ち着いていて、インスピレーションもびんびん湧いてきました。

ミルクコーヒー

カフェラテみたいのないですかって聞いたら

「うちはミルクコーヒーしかないです」って言われて

頼んだら、もう本当にミルクコーヒーなんです。

ちょっとそのままにしておくと上に膜が張っちゃうやつ。

そう、家で作っていた珈琲牛乳ですよ。

そこにロータスのキャラメルクッキーがついてて、

これはもう完全にアタリでした。

しずかにそこでちょっとうとうとしながら

モノカキの仕事の原稿を仕上げることが出来ました。

マジックブルー

帰りはこんな感じの大好きな空色。

冬は空の色が少し切ない感じが夏の切なさとはまた違って

なんというか、いいですよね。

夏の切なさは、楽しい時間が終わっていく切なさで

冬の切なさは、今続いている切なさを確かめる感じというか。

これからなのか、今真っ只中なのかの違いというかそんな感じです。

 

ほんとうにこんなことって

自宅にこもって液晶眺めてても全然湧き上がってこない感覚なんですよ。

色んな映画や小説を見て、どっぶり潜っても

やっぱり肌で感じるそれはとってもびしびし刺さる。

 

最近忘れがちだった気がするので

もっと前みたいに積極的に出ていこうって思いました。

寒い…寒いけどね!