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映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』R18版を観てきました

観たらシタくなる映画として話題となった映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

あまりに過激な描写が多いということで、通常版はいわゆる濡れ場が大幅にカットされていて、完全版となるR18版というのが一部の映画館のみで公開されていました。

あまり近くでやっていなかったのもあって、こういった性描写をメインに描く作品は完全版でないと意味が無いだろうとも思って、DVDが出たら観ようかなんて感じで映画館での鑑賞は結局見送っていました。

ところが、僕の住む街池袋にある、老舗映画館『シネマ・ロサ』で、今週末の5月8日まで1日1回のみR18版が上映されていることを知ったので、お仕事の合間に映画館でシタくなることを覚悟して鑑賞してきました。

率直な感想としてエンドロールが流れる瞬間、ここ最近一番の「えー!!!ここで終わるの?!!」になったというのが率直な感想。

最近の映画は、なんでも説明しすぎて観る人に考えさせる余裕を持たせないものが多く、それに比べるとこうした考えさせる終わり方は好きなのですが、それにしてもあまりに唐突というか、まじでここで終わるのかよ!って感じでした。

それと、R18版ではめっちゃ濡れ場が追加されているという話でしたが、個人的には一体どこがカットされたいたのかが分からないほど、消化不良な濡れ場ばかりだったという印象。

おそらくですが、B地区がモロ師岡だったりするところや、サバンナにグレイ(男役のメインの方っすね)が川口探検隊するあたりがカットされたぐらいなのか…と思うと、果たしてそれぐらいで過剰に反応しなくちゃいけなかったのかと思うほど。

公開当初、吉川晃司のモニカばりにセクースの連発だというレビューをいくつか観たのだけど、決してそんなこともなく、むしろこれだったらシルクラボを観た方が確実にシタくなると思った。シルクラボはアダルト作品だから当たり前だが。

それと、日本人が観てしまうとあまりに非現実な金持ちの世界観が続きすぎて、いわゆるハーレクインロマンス作品としては、こうした有り得ないくらいの王子様が登場するのは普通なんだろうけど、それにしても非現実感が半端なさすぎて、映像はとても綺麗だがなんとも「うっとり…」とはなりきれず、自分自身を作品内に置き換えることができなかったのもあって、やや俯瞰気味に観てしまったのが不感の原因なのかもしれない。

しかし、これ以上性描写を増やしてしまうと、単なるポルノ映画になってしまうというのは理解できたし、あそこで終わるとは言え、主人公の2人が徐々に変わっていく様を必要以上に説明しないのは、ある意味繰り返し観たくなる作品だったとも思うので、シタくなるというよりは、もう一度観たくなる作品だったのかなと。

うわー!!衝撃的!!!というのは正直なく、どちらかというとシンデレラポルノストーリーという感じで、やや謎解き要素もある作品として観ると、楽しめるのではないかななんて、専門家風に言ってみました。

どうせならスクリーンで観たいという方は、池袋に近い方はシネマ・ロサで今週いっぱい公開していますし、探せば近隣でも公開されているかとは思います。あなたの心の中にいる新たなシェイズを感じてみてはいかがでしょうか。

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