どもども。
現在、新橋演舞場で上演中の歌舞伎NEXT『阿弖流為(アテルイ)』に連れていっていただく機会がありまして、歌舞伎の世界を初体験してきました!
これまで歌舞伎を生で観たことが無く、今回が初めてでしたが、とにかくめちゃくちゃ楽しかったです!
今回の上演演目が古典作品ではなくて、台詞などもわかりやすく、今風な演出もちょこちょこあってわかりやすかったというのもあるかと思うのですが、生で触れる歌舞伎の世界…これぞ日本のエンターテインメントの最高峰だなと圧倒されました!
舞台芸術のみならず、音楽やダンスといった様々なエンターテインメントに関わる人は、歌舞伎が実際どうすごいのかというのは、本当に一度観たほうがいいなと改めて。
まず何よりも役者のみなさん。
主演の市川染五郎さんをはじめとして、中村勘九郎さんや中村七之助さんのみならず、出演者のみなさんの演技がまず圧巻。歌舞伎ならではの「見栄」を始めとして、あの迫力ある演技は、2階席にいた自分でもものすごく近くに感じるほどのパワーを帯びていました。
さらに、生演奏の迫力、場面転換のシームレスな素晴らしさ、どれひとつをとっても全てが完璧で、それに触れるだけで言葉を失うほどでした。
そうそう、会場ではお客さんに光るバンドが配られて、エンディングの方で自動で光る演出があったのですが、こうした新しい取り組みを入れていくというのも素晴らしいなーと。
こちらは「筋書き」。パンフレットですね。これもしっかりとした作りで、紙からインクまで随所にこだわりが感じられて、もう本当に隅から隅まで演出されているなと。
舞台は全部で3〜4時間くらいだったのかな?初めて行ったので知らなかったのですが、前半と後半に分かれていて途中に休憩時間が45分ほど用意されていました。
せっかくなので、何か食べようかなと思い…
助六を食べました。やっぱり助六でしょー。
助六っていう名前の由来は、歌舞伎の演目のひとつから来ているんですよね。諸説いろいろあるのですが、歌舞伎の演目のひとつに「助六〜〜〜〜」っていう(正式名称忘れました)助六という男が出てくる話があるのですが、助六という男がいれこんでいた花魁の名前が「あげまき」で「あげ=お揚げ=いなり」「まき=巻きずし」で、いなりと巻きずしのセットのお弁当を助六と呼ぶようになったらしいです。
それにしても、歌舞伎NEXT『阿弖流為』は何度も言いますが、本当に素晴らしかった。
途中何度も目に涙を浮かべてしまったり、大声で笑ってしまったりと、初体験なのにぐぐぐっと引きこまれてしまったんですよね。
最後はカーテンコールで思わずスタンディングオーベーションしたのですが、気づけば周りの人もみんな立ち上がってましたね。
幕が閉まってからも、拍手がどんどん大きくなっていくので、もう一度幕が開いて再度挨拶をするっていうのを4回くらい繰り返していました。関係者の人に聞いたところそれだけ拍手が鳴り止まないのはすごいらしく、それほど本演目が素晴らしかったということなんだとの話。
いや、ほんとうにみんなが拍手を全然やめないんですよね。僕もでしたが…w
初体験の歌舞伎の世界でしたが、これを機に今後も観られる機会があったら行かせていただきたいと思った次第です。ありがとうございました!